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減損会計

【減損会計】げんそんかいけい
土地・建物・工場などの設備資産が、時価の下落や収益性が著しく下がるなどの理由により価値を落とした場合に、その分だけ決算書上の評価額を下げる会計手続のこと。

企業が年に一回発表する決算書の内容は、ベースとして3つの情報があります。
1.財産の一覧表(貸借対照表)
2.業績の報告書(損益計算書)
3.資金繰りの状況表(キャッシュ・フロー計算書)

このうち、財産の一覧表である貸借対照表という決算書には、土地・建物などの設備資産は、買ったときの支出額を基にして評価し続けます。
これは、株や債券のように、すぐに売買するために持っている資産と違い、土地・建物などは何十年もの長い間売却せずに事業のために利用し続けるから、毎年、いちいち時価に評価しなおす意味がない、という趣旨によります。

しかし、考えてみるとわかるのですが、設備資産というのは、一年を通じて利用し続け、ある程度の安定収益を生むことを前提に、同額で評価し続けるわけです。
それが、ある年になって、その設備が遊休資産になってしまい、時価も大幅に下がってしまったら、従来の評価を継続することが、返って実態を表しませんね。
そこで、そういう非常事態のときは、設備資産を時価まで評価減しなさいよ、という会計手続が減損会計なのです。

さいきん、新聞でよく出てきますね。
今朝の日経1面では、上場企業の減損処理があわせて2兆円を超した、というすごい記事が出てます。
つまり、それだけ現存の設備に、遊休・時価下落分がある、ということなのです。



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