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バイオパイラシー

バイオパイラシー(生物の海賊行為)とは、生物やその遺伝子などを、原産国を通さずに使用し、利益を得ても公平な配分や技術移転をしないこと。
途上国では、住民が生活の中に取り入れ守ってきた、その土地の生物資源があり、それを先進国が食料や医薬品などの商品開発に利用して利益を上げていた。しかし、生物資源を使って確立された技術や特許などを原産国に申請や還元を行わず、利益の配分も公平に行われなかった。このため、2005年にペルーがアンデス地方原産の農産物であるカムカムについて日本を含む先進国を非難する報告書を世界貿易機関に提出するなど、原産国が折に触れて権利を主張してきた。
2010年のCOP10では、生物資源の利用と利益配分の国際ルール「名古屋議定書」を定めることを目指している。しかし、途上国側は自国の資源が無断で使用されていないかチェックするため、企業の特許申請時に出所を開示するよう要求するなど規制を強化を希望している。これに対し、先進国側は研究や企業活動に支障が出るとことなどを理由に反発しているため、難航が予想されている。



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