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ヒートアイランド現象

ヒートアイランド現象とは、都市部の気温は周辺地域に比べて、アスファルト舗装、ビルの輻射熱、ビルの冷房の排気熱、車の排気熱などが多いため、特に夏になると周辺地域よりも数度高くなる。地上気温分布の等温線を描くと都市部を中心として市街地を取り巻いている状態が島の形にのように見えることからヒートアイランド現象と呼ばれる。
ヒートアイランド現象がもたらす影響としては、都市部で熱せられた空気が上昇気流となり、短時間に積乱雲(雷雲)を発生させ記録的な雨量と雷を伴うことで河川の氾濫や停電が起きたり、都市の熱で冷房の消費電力が増大したり、生態系の影響も深刻である。
ヒートアイランド現象の対策としては人工廃熱量の低減、地表面被覆の改善、都市形態などの改善がある。
人工廃熱量の低減はエネルギー機器や空調システムの効率化と最適利用、建物に断熱材を使ったり保水性建材を使うなどの改良、太陽熱や自然通風など自然エネルギーの利用、地域ごとの特性を生かした対策などが行われている。
地表面被覆の改善は公園・緑地の整備、建物の屋上や壁面の緑化、植樹、沿道緑化、また、道の舗装材を改善したり、河川の開渠化を行い水面の確保などが行われている。東京都や兵庫県では条例で義務づけられているものもある。
都市形態等の改善では建物の配置を風の通り道、水の通り道を配慮した形に改善したり、エネルギーのカスケード利用、熱輸送ネットワークの構築、エネルギーの有効利用、物質のリサイクル・有効利用を総合的に実現した循環型都市の形成が行われている。ドイツのシュトゥットガルトが周辺再開発に伴い、風の道を考慮した土地利用計画を行ったことは有名である。



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