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カネミ油症

1968年に、PCBなどが混入した食用油を摂取した人々に障害等が発生した、主として福岡県を中心とした西日本一帯の健康被害事件。

カネミ倉庫という会社で作られた食用油(こめ油)に熱媒体として使用されていたPCB(ポリ塩化ビフェニル)が混入し、
それを摂取した人々に、健康上の被害をもらたらしました。

主な症状として、肌の異常、頭痛、肝機能障害などが起こり、
妊娠中に油を摂取した患者からは、皮膚に色素が沈着した状態の赤ちゃんが生まれました。

現在では原因物質として、ダイオキシン類の一種であるPCDF(ポリ塩化ジベンゾフラン)の存在も明らかにされこれら二つの物質が
発症因子としてみとめられています。

国との訴訟により、仮払の損害賠償の支払いを受けましたが、その後の裁判で返還をしなければならなくなり、
すでに生活費として使ってしまっていた被害者もいて健康被害とともに大きな負担となりました。

そんな中、2007年6月に、患者救済を目指した特例法が成立しました。
損害賠償仮払金問題を解決するため、未返還となっている患者五百四人の約十七億円の返還免除するという内容です。

ただ深刻な健康被害に対する救済制度、認定を受けていない被害者への対応、治療法の開発などの課題は残されています。



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