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HOZOT

HOZOT(ホゾティ)とは、ヒトの臍帯血(へその緒に含まれる血液)から作ったがん細胞を死滅させる効果のある新しいタイプのヒト血液細胞のこと。
株式会社 林原生物化学研究所が2006年に発見し、2010年9月にがん細胞の中に入り込んで死滅させる新しい抗がんメカニズムを確認したとして日本癌(がん)学会で発表された。5年後の臨床研究を目指している。
がん細胞を殺す作用と、免疫抑制作用の2つの特徴があり、がんや自己免疫疾患などの治療への活用が期待されている。
名前の由来は、臍(ほぞ)と臍帯血細胞の培養実験から発見されたT細胞なので、この2つを合わせてHOZOT(ホゾティ)と名付けられた。
がん細胞の中に侵入しがん細胞を内部から殺す働きはcell-in-cell (セル-イン-セル)と呼ばれ、このような細胞の発見は世界初となる。
HOZOTは、まず、がん細胞に向かって移動、接着し、核の部分から侵入する。そしてがん細胞の中でがん細胞を死滅させる物質を出して自分は死んでしまい、HOZOTが出した物質によってがん細胞も死滅するというメカニズムとなっている。
HOZOTは正常な細胞には浸入せず、がん細胞のみを攻撃するという性質をもっているが、どうやって正常な細胞とがん細胞を識別しているか、また、動物の体内でどのような作用をするかはわかっていないため、今後の課題となっている。



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